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【簡単に】介護予防とは?サービスの種類や介護予防支援について解説

2024/02/18
セミナー講演会訪問介護のみかた

こんにちは、大分県大分市のホームヘルパーの事業所である訪問介護のみかた、介護支援コンサルタントの秦です。

「最近、介護予防という言葉を聞いたけど、一体どういう意味なんだろう?」「介護予防サービスについて詳しく知りたい」

このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。

今回は、介護予防とは何かを簡単にご紹介した後、介護予防サービスの種類や介護予防支援について解説します。

介護予防とは【簡単に】

まずは、介護予防の意味や目的、国内の取り組みについて簡単にお話しましょう。

介護予防とは

介護予防とは、「要介護になることを防ぐ、または遅らせ、要介護状態の場合は悪化をさせずに軽減を目指すこと」です。

国民の健康寿命を延ばすのはもちろん、一人ひとりの生きがいを実現するための取り組みを支援し、生活の質の向上を目指すことを目標にしています。

介護予防における国内の取り組み

介護予防の取り組みとして、この記事でご紹介するような介護保険適応の様々なサービスが用意されています。

事業所によっては、庭の手入れや同居家族の家事援助など、より自由度の高い介護保険適応外サービスを受けられる場合も。

また、介護予防分野を担当する職員のために、厚生労働省が「介護予防マニュアル」を公表しています。(参照:厚生労働省 介護予防マニュアル

介護予防サービスの種類って?

こちらからは、要支援1・2の方が対象となる介護予防サービス(介護保険適応内サービス)の種類をご紹介します。

  • ・介護予防訪問入浴介護
  • ・介護予防訪問看護
  • ・介護予防訪問リハビリテーション
  • ・介護予防居宅療養管理指導
  • ・介護予防通所リハビリテーション(デイケア)
  • ・介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)
  • ・介護予防短期入所療養介護
  • ・介護予防特定施設入居者生活介護
  • ・介護予防福祉用具貸与
  • ・特定介護予防福祉用具販売

上記の介護予防サービスについて解説していきましょう。

介護予防訪問入浴介護

介護予防訪問入浴介護とは、簡易浴槽と共に介護が必要な方の自宅を訪問し、入浴の介助を行うサービスのことです。

看護職員と介護職員によって、身体の清潔を保持するのはもちろん、医療や介護の観点から全身症状のチェックもしてもらえます。

浴槽を部屋に運び入れるため、2〜3畳分のスペースがあるとサービスを受けられるでしょう。

介護予防訪問看護

介護予防訪問看護とは、保健師や看護師、准看護師が利用者の自宅を訪問し、介護予防を目的とした療養上のサポートを受けられるサービスです。

具体的には、以下のようなサービスが提供されています。

  • ・病状・障害の観察(血圧、体温チェック)
  • ・清拭・洗髪等による清潔の保持
  • ・食事及び排泄等日常生活の世話
  • ・褥瘡の予防・処置
  • ・リハビリテーション
  • ・ターミナルケア
  • ・認知症患者の看護
  • ・療養生活や家族への介護方法の指導・相談
  • ・人工呼吸器、カテーテル等の医療機器管理
  • ・医師の指示による医療処置

介護予防訪問リハビリテーション

介護予防訪問リハビリテーションとは、理学療法士や作業療法士などが利用者の自宅を訪問し、リハビリテーションを行うサービスです。

身体機能の維持や向上から、コミュニケーションに必要な機能の維持や向上まで、日常生活における質の向上を目標に、専門家から指導を受けられます。

介護予防居宅療養管理指導

介護予防居宅療養管理指導とは、医師や歯科医師、薬剤師などが利用者の自宅を訪問し、健康管理や指導をしてくれるサービスです。

専門家ごとに一ヶ月に訪問してもらえる回数が決まっているので、事前に把握しておくと安心でしょう。

介護予防通所リハビリテーション(デイケア)

介護予防通所リハビリテーション(デイケア)とは、介護老人保健施設や病院、診療所や介護医療院に通い、専門スタッフから維持回復訓練・日常生活動作訓練が受けられるサービスです。

利用者全員が受けられるサービスの他に、「運動器の機能向上」「栄養改善」「口腔機能の向上」と3つの中から利用者に応じて適切なサービスが行われます。

介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)

介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)とは、介護者が体調を崩したときなど、特定の期間に利用できるサービスです。

介護老人福祉施設などに短期間入所し、入浴や食事などの介護や機能訓練を受けられます

介護予防短期入所療養介護

介護予防短期入所療養介護とは、利用者の家族が外出するときなど、特定の期間に自宅での介護ができないときに利用できるサービスです。

基本的に医療機関に入所することが多く、医師や看護職員などからリハビリテーション・食事・入浴といった内容のサービスを受けられます。

介護予防特定施設入居者生活介護

介護予防特定施設入居者生活介護とは、介護保険の指定を受けた有料老人ホームなどに入居している利用者に対して、日常生活上の支援や機能訓練を利用できるサービスです。

実際に受けられるサービスは施設ごとによって変わってくるので、各施設に相談してみましょう。

介護予防福祉用具貸与

介護予防福祉用具貸与とは、要介護者・要支援者などが日常生活や機能訓練の際に使用する用具を保険適応内でレンタルできるサービスです。

下記に、介護予防福祉用具貸与でレンタルできる用具をご紹介しているので参考にしてみてください。

  • ・手すり
  • ・スロープ
  • ・歩行器
  • ・歩行補助杖

特定介護予防福祉用具販売

特定介護予防福祉用具販売とは、利用者の日常生活や介護者の負担を軽くするため、レンタルに適していない用具を保険適応内で購入できるサービスです。

下記に、対象の福祉用具をまとめてみました。

  • ・腰掛便座
  • ・自動排泄処理装置の交換可能部品
  • ・入浴補助用具
  • ・簡易浴槽
  • ・移動用リフトのつり具の部品

【要介護1の補助金リスト】受けられるサービス・一人暮らしの可否も解説

予防給付で受けられる「地域密着型サービス」3選

要支援1か2の認定をされた方が利用できる介護保険制度サービスの「予防給付」

そんな予防給付で受けられるサービスとして、事業者が所在する市町村に居住する者が利用対象となる「地域密着型サービス」を3つご紹介します。

  • ・介護予防認知症対応型通所介護
  • ・介護予防小規模多機能型居宅介護
  • ・介護予防認知症対応型共同生活介護

具体的なサービス内容は地域によって異なるので、詳しくは市町村の介護保険担当に問い合わせてみてください。

介護予防認知症対応型通所介護

介護予防認知症対応型通所介護とは、認知症の症状が見られる方を対象に、老人デイサービスセンターなどで専門的なケアを受けられるサービスです。

日帰りが基本であり、簡単な健康チェックや食事・入浴介助、機能訓練といった内容が提供されます。

介護予防小規模多機能型居宅介護

介護予防小規模多機能型居宅介護とは、利用者が自立した日常生活を送れるように、入浴や排泄などの介護、そして機能訓練を受けられるサービスです。

利用者の希望などをもとに、訪問や通い、宿泊を組み合わせてサービスを支援してもらえます。

介護予防認知症対応型共同生活介護

介護予防認知症対応型共同生活介護とは、要支援2で認知症の方を対象に、グループホームに入所後、日常生活上の支援や、機能訓練などのサービスを受けられるサービスです。

グループホームでは、5〜9人の少人数の利用者が介護スタッフと共に共同生活を送り、現在の状態が悪化しないように専門的なケアを行っていきます。

要介護2のヘルパー料金はいくら?区分支給限度額や費用相場も紹介

サービスを受ける前に。「介護予防支援」を利用しよう

介護予防サービスを受ける前には、サービスを適切に受けられるように「介護予防支援」を利用しましょう。

介護予防支援とは、要支援1や要支援2の状況や生活環境をもとに、ケアプラン(介護予防サービス計画)を作成したりサービス事業所などとの連絡・調整を行ったりするサービスです。

利用料の全額が介護保険で支払われるので、積極的に活用していきましょう。

介護予防とは簡単に、まとめ

今回は、介護予防とは何かや介護予防サービスの種類、介護予防支援について解説しました。

「介護予防を検討してみようかな」と思っている方は、株式会社クローバー訪問介護サービスがおすすめです。

一般的な介護サービスは、ご利用者様がただ「介護を受けるだけ」ですが、クローバーでは、ご利用者様ができることを積極的に行ってもらうことで、生きる力を引き出して元気に家で長生きすることにつなげています。

「でも、介護予防についてまだよくわからないし…」という方は、個別にオンラインセミナーも行なっていますので、ぜひ確認してみてください。

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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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