2026年1月8日、大在公民館が開催する「大在いきいき大学」にて、セミナー講師を務めさせていただきました。
「大在いきいき大学」は、主に地域の高齢者を対象とした生涯学習講座です。
年間を通してさまざまなテーマについて学ばれており、今回は約60名の皆さまにご参加いただきました。
今回のテーマは、
「やっぱり家がいい!」自信を持って言える世の中へ
~セカンドライフを笑顔で過ごすために~
です。
人生100年時代と言われる今、これからの人生をできるだけ元気に、そして自分らしく暮らしていくために、「介護」と「ホームヘルパー」について皆さんと一緒に考えました。
以前の大在公民館でのセミナーがきっかけに
今回、「大在いきいき大学」でお話しすることになったきっかけは、以前、大在公民館でセミナーをさせていただいたことでした。
その際にお話しした内容から、
「この内容を、ぜひ『いきいき大学』の皆さんにも話してほしい」とお声をかけていただき、今回の講演につながりました。
一度講演をさせていただいた場所から、再び講師として声をかけていただけることは、とてもありがたいことです。
そして今回の参加者は、これからのセカンドライフや介護について考える世代の皆さんです。
だからこそ、「介護が必要になってから介護を知る」のではなく、まだ元気な今だからこそ知っておいてほしいことを中心にお話ししました。
人生100年時代、これからの時間をどう過ごす?
講演の前半では、まず日本の高齢化についてお話ししました。
人生100年時代。
昔に比べると、「仕事を終えてからの人生」がずいぶん長くなっています。
これからのセカンドライフを「笑顔」で過ごしたいですか?
それとも「心配顔」で過ごしたいですか?という問いを投げかけました。
もちろん、誰もが笑顔で過ごしたいと思います。
では、そのために今から何を知っておけばいいのでしょうか。
「この先、どんな環境で過ごしたいですか?」
講演では、もう一つ大切な質問をしました。
「この先、どんな環境で過ごしたいですか?」
年齢を重ね、介護が必要になったとき、
病院で過ごすのか。
介護施設で暮らすのか。
それとも、住み慣れた自宅で暮らすのか。
もちろん、その人の身体の状態や家族の状況によって選択肢は変わります。
施設で暮らすことが必要になる方もいらっしゃいますし、それが安心につながる場合もあります。
一方で、私が訪問介護の仕事をしている中で、
「できることなら、ずっと自分の家で暮らしたい」という声をたくさん聞いてきました。
ところが、実際に介護について聞いてみると、
「子どもたちに迷惑をかけたくないから、悪くなったら施設に入ればいい」と考えている方も少なくありません。
講演でも、この考え方を取り上げました。
しかし、本当に選択肢は「施設に入る」だけなのでしょうか。
ここから、今回の講演で一番お伝えしたかった「ホームヘルパーの役割」についてお話ししました。
ホームヘルパーは「悪くなってから頼む人」?
皆さんは、「ホームヘルパー」と聞くと、どんな仕事を想像するでしょうか。
オムツ交換、トイレ介助、入浴介助、食事介助、車いすの介助……。
こうした身体介護をイメージして、
「まだ元気だから、私はヘルパーなんて必要ない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は「悪くならないとヘルパーは頼めない」という、よくあるイメージをもたれていた一人の利用者さんの事例を取り上げてお伝えしました。
また、もう一つ多いのが、「ヘルパー=家政婦(家事手伝い)」というイメージです。
掃除、洗濯、調理、買い物などを代わりにしてくれる人。
もちろん、必要に応じてこうした生活援助も行います。
しかし、それだけがホームヘルパーの仕事ではありません。
「何でもやってあげる」ことが、その人のためになるとは限りません。
講演では、実際の訪問介護の事例を交えながらお話ししました。
介護というと、「できないことを代わりにやってあげる」というイメージがあるかもしれません。
しかし、何でも代わりにすることだけが介護ではありません。
むしろ大切なのは、
「今できていることを、できるだけ長く続けてもらうこと」だと私は考えています。
元気な今だからこそ、ホームヘルパーを知ってほしい
高齢になっても、
自分で歩ける。
自分で食事ができる。
買い物に行ける。
好きなことを楽しめる。
そして、自分の家で暮らせる。
今できていることをできるだけ長く維持するために、ウォーキングをしたり、食事に気をつけたり、体操をしたり、地域の活動に参加したりする方もいらっしゃいます。
そうした日々の暮らしを、介護の専門職として一緒に見ていくこともホームヘルパーの役割です。
ホームヘルパーの本当の仕事とは?
今回の講演で、私が皆さんに一番お伝えしたかったことがあります。
それは、
「ホームヘルパーの仕事とは、家でできるだけ長く生活ができるように、介護のプロの視点でサポートすることということです。
「もう何もできなくなったから、ヘルパーを頼む」
だけではありません。
少し困り始めたとき。
まだ自分でできることがたくさんあるとき。
その段階から上手に介護サービスを利用することで、自宅での生活を続けられる可能性があります。
介護サービスは、単に「できないことをしてもらう」ためだけにあるのではありません。
自分らしい生活を続けるために、上手に活用するもの。
そのことを、元気なうちから知っておいてほしいと思っています。
「やっぱり家がいい!」と言える未来のために
約60名の皆さんと一緒に、これからのセカンドライフ、介護、そしてホームヘルパーについて考えた今回の「大在いきいき大学」。
介護が必要になったときに初めて介護について考えるのではなく、元気なときから介護について知っておく。
それだけでも、将来の選択肢は変わってくると思います。
施設で暮らすことも、自宅で暮らすことも、一人ひとりが自分の人生について考えたうえで選択できることが大切です。
そして、
「できることなら、自分の家で暮らし続けたい」と思ったとき、その思いを支える選択肢の一つが訪問介護であり、ホームヘルパーです。
今回、以前の大在公民館での講演をきっかけに、
「ぜひ、この話をいきいき大学でも」と再びお声をかけていただけたことを、大変嬉しく思います。
これからも介護支援コンサルタントとして、介護が必要になってからではなく、元気なうちから介護について知る機会をつくっていきたいと思います。
年齢を重ねても、介護が必要になっても、
「やっぱり家がいい!」と自信を持って言える世の中へ。
そのために、訪問介護の現場で経験してきたことを、これからも地域の皆さんに分かりやすく伝えていきたいと思います。
セミナー・講演のご依頼、ご相談はこちらから
介護や高齢者の暮らし、在宅介護、ホームヘルパーの役割、介護とお金などをテーマに、一般の方にも分かりやすいセミナー・講演を行っています。
公民館や地域団体、自治体、企業、介護・福祉関係者の研修など、内容や参加される方に合わせてお話しします。
「こんなテーマで話してほしい」「地域の高齢者向けに介護について話してほしい」など、セミナー・講演のご依頼、ご相談はお気軽にお問い合わせください。
https://clover-m.co.jp/seminar/








