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大分県で介護の仕事を考えている若者へ、伝えたいこと

2025/10/19
訪問介護のみかた
こんにちは。

大分ホームヘルパー訪問介護のみかた介護支援コンサルタントの秦です。

介護の現場には、日々多くのドラマがあります。

特に「訪問介護」という働き方には、介護施設では得られない関わりや気づきがたくさん詰まっています。

しかし一方で、
「一人で訪問するのって不安…」

「家事が苦手だから無理かも」と感じる方も多く、とくに若い世代の方々にとっては、なかなか最初の一歩が踏み出しにくい仕事でもあります。


今回は、大分県の現状も踏まえながら、訪問介護の「不安」と「乗り越え方」、

そして「やりがい」について、現場の声や事例を交えて丁寧にご紹介します。

 
 

訪問介護の平均年齢は「54歳」



現在、訪問介護員の平均年齢は全国で約54歳といわれています。

これは決して“高齢化が進んでいる”というネガティブな意味ではなく、それだけ長年現場で経験を積み重ねてきた方が多く、ベテランが活躍しているということでもあります。


では、なぜ若い世代が少ないのでしょうか?

その背景には、介護そのものに対するイメージや、訪問という働き方の特性が関係しています。


 


若者が抱える3つの不安



1. 「一人で訪問する」ことへの心理的ハードル


訪問介護は、基本的に一人でご利用者様のご自宅を訪問し、ケアを提供します。施設であれば周囲にスタッフがいて、すぐ相談できる安心感がありますが、訪問現場ではその場での判断力やコミュニケーション力が求められます。

特に経験が浅い若い方にとっては「困ったときに助けを呼べる環境じゃない」という不安が大きく感じられがちです。


2. 家事が苦手、やったことがない

介護というと身体介助や移動介助などの「直接的なケア」が注目されがちですが、訪問介護では「生活援助」も非常に重要です。掃除・洗濯・調理など、日常生活を支える家事全般が含まれます。

特に一人暮らしや共働き家庭で育った若い世代にとって、家事そのものにあまり触れてこなかったというケースも多く、「料理なんてできないし…」と不安を感じてしまうことが多いのです。


3. 経験や資格がないとできないと思っている
訪問介護というと、「資格がないと働けない」「専門知識が必要」といったイメージを持っている方もいます。

もちろん、介護職員初任者研修などの資格は必要ですが、未経験でも十分に挑戦可能です。

実際、多くの事業所では研修制度が整備されており、先輩が同行してサポートしてくれる期間も設けられています。
 


実は、利用者さんが“先生”になることも



ここで、とある若手ヘルパーさんの実例をご紹介しましょう。

彼女は20代後半で、前職は事務職。「人の役に立ちたい」と思って介護職に転職したものの、最初の壁は“料理”でした。

実家暮らしが長く、包丁を持つのも久しぶりで、「煮物なんて作ったことない」という状態。


しかし、あるご利用者さんとの出会いが彼女を変えました。

その利用者さんは80代の女性で、元々は料理上手。ヘルパーが「すみません、不慣れで…」と伝えると、「いいのよ、昔のやり方教えてあげるわ」とにっこり。そこから一緒に台所に立ち、煮物や味噌汁を作るようになりました。

「最初は私が教わる側だったんです。でもそれが、逆にご利用者さんの生きがいになっていって、私自身もどんどん料理が楽しくなりました」と彼女は話します。
 


大分県の現場も、温かく若者を迎え入れている



大分県でも、地域に根ざした訪問介護事業所が多く存在し、職員の育成やフォローに力を入れているところが増えています。
  • 研修制度が整っている
  • 初回訪問は必ず先輩が同行
  • チャット・LINEなどでリアルタイムに相談できる体制
  • 家事スキルを高める実技研修も用意
  • 若者向けのキャリア相談窓口あり

これらの取り組みを通じて、「一人で行くけど、一人じゃない」という安心感を持てるよう、現場全体がサポートしています。

 


訪問介護だからこそ得られる“やりがい”



訪問介護は、ただ“お世話をする仕事”ではありません。
  • 「ありがとう」がダイレクトに返ってくる
  • 利用者と“1対1”でじっくり関われる
  • 生活の全体を支える達成感がある
  • 利用者の変化にすぐ気づける喜び
  • 長く続ければ“地域の顔”になれる

若いうちからこのような関わりを持てることは、他の職種にはなかなかありません。
 


「できるか不安」から「やってよかった」へ



3つのステップで乗り越えよう

ステップ①:まずは同行訪問から始めよう

事業所によっては、資格取得前でも見学や同行体験ができるところがあります。まずは現場の空気を感じるだけでも大きな一歩です。

ステップ②:小さな家事から慣れていこう
最初は「洗濯を干す」「食器を洗う」など、比較的やりやすい援助からスタートできます。いきなり完璧にできなくて当然。少しずつ慣れていけば大丈夫です。

ステップ③:迷ったら相談。チームで支える
「一人で訪問=孤立」ではありません。困ったことはすぐに事業所へ連絡し、解決方法を一緒に考える。それが訪問介護の基本スタイルです。
 


【まとめ】

大分県で介護の仕事を考えている若者へ、伝えたいこと

訪問介護という仕事には、最初に不安を感じるのは当たり前です。とくに若い方にとって、「一人で」「家事をして」「高齢者と接する」というのは、どれも初めての経験かもしれません。

でも実際に飛び込んでみると、利用者さんの笑顔、成長を見守る周囲のスタッフ、そして何より自分自身の成長を実感できる日々が待っています。

「大分県 介護」や「大分県 介護 求人」といったキーワードで検索してみると、あなたにぴったりの働き方を提案してくれる事業所がきっと見つかるはずです。

今のあなたの不安も、数ヶ月後には「やってよかった」に変わっているかもしれません。

そして、誰かの生活に寄り添い、自分の人生にも大切な何かを得られる——

それが、訪問介護という仕事の魅力です。
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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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