おはようございます。
介護支援コンサルタントの秦です。
「人材不足を解消するには、どうしたらいいですか?」
先日、介護事業所のトップの方達に向けた
経営セミナーの後に、施設を経営されている方から
このような質問を受けました。
通常、このような質問を受けた場合、
『今は、解消するために何かされていますか?』と、聴くのですが、
この時は、上記のようには答えずに
『100パーセント解消できる方法があります。』
それは
・・・・・
・・・・・
『介護を、やめることです!!』
こう、お伝えしました。
すると、ざわざわと、会場がどよめきました。
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介護をやめるとは?
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日々、多くの介護事業所の方にお会いして
お話しをさせていただいている中で、
人材不足で悩んでいる介護事業所の方も多いのですが
たまに、悩まれていない事業所の方もいらっしゃいます。
私は両方の方から、お話しをお伺いすることがあり
悩まれていない事業所
言葉を替えると
人材が足りている事業所の方から聴く話には
共通点があることに気付きました。
人材が足りている事業所のみなさんは、
『介護をしているという感覚が少ない』という点が共通しています。
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介護の感覚から抜けること。
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人材が足りていない事業所の特徴と
足りている事業所が実際に何を行っているのかをお伝えします。
●人材が足りていない事業所の特徴
・研修が事業所内だけの研修である。
(事業所の管理者だったり責任者しか研修を行わない)
・会議で話すのは、介護の話。
(利用者さんの話しや報告のみ)
・無理とか、ダメという言葉が多い。
・新しいことにチャレンジしない。
・新人スタッフに対する教育が「仕事は現場で覚えろ!」と言った感じ。
・経営者、リーダー、スタッフが介護以外のセミナーに参加しない。
・やることがワンパターンである。
(月間週刊のスケジュールや毎日の時間配分)
・情報を外に発信していない
(SNSやニュースレター等)
他にも色々ありますが、まとめるとこんな感じです。
上記の理由は
介護事業所の方から見ると
当てはまることが多いと思ったのではないでしょうか?
これが、介護の当たり前という感覚です。
では逆に、
●人材が足りている事業所
これ、実際に聴いた話です。
・研修でライフランナーの方を呼んでお金の勉強をした。
・ブログを現場のスタッフもみんなで運営している。
・介護とは関係のない資格の取得を進めている。
・副業することを推進している。
・自分の誕生日や家族の誕生日は仕事は休み。
・月に1回、有名なお取り寄せ商品を頼んでみんなで食べる。
・社内起業を進めている。
・肩書きを3つ以上もとうキャンペーンをしている。
などなど、
介護の業界では、あまり考えられない
面白い発想だと思います。
これが、介護の当たり前ではない感覚です。
結論をお伝えしますと
人材が足りている事業所は
「働く人がどうやったら集まるか」ではなく
「どうやったら、働きたいと思ってもらえる職場になるのか」を考えているということです。
ここが、おおきな違いです!!
冒頭でお話ししましたが、
『人材不足を解消する方法は、介護をやめること!』
これは、介護の視点で物事を見るのではなく
介護という視点を外して物事を見るという事です。
すると、そこに人材不足解消のヒントが隠れていると私は思います。