シャワーや手洗いによって、罪悪感、悲しみ、疑いなどの悪感情(bad
feeling)を取り除くことができることが、米ミシガン大学(アナーバー)の研究グループによる過去の研究のレビューで明らかにされた。研究を行った
同大学のSpike W. S.
Lee氏によると、「自分の身体を洗うことを考えるだけでも、不道徳感、運不運の感覚、決断したことへの疑念などを消すことができる」という。このレ
ビューは、医学誌「Current Directions in Psychological Science(心理科学)」10月号に掲載された。
.
過去の研究を検討した結果、人は散らかった部屋や悪臭の中にいると、きれいな部屋で過ごす場合に比べ、道徳的な誤りに対し他人をより厳しく判断することが
判明した。また、別の研究では、消毒剤を用いて手を拭くと、自分の行った不道徳な行為による罪悪感が低下することもわかった。
このほか、
「自分自身を“清潔”であると考えている人は、自分が他人よりも道徳的に優れていると感じ、他人を厳しく批判することがある」と著者らは述べている。ま
た、身体を清潔にすると悪運も落とされるように感じられ、ギャンブルをする人が石鹸で体を洗うと、賭け方が大きくなった。「洗浄によって、過去の経験によ
る影響が取り除かれる」ともLee氏は述べており、「これはよい記憶にも悪い記憶にも当てはまる」という。
「不正な行為に関連する特定の身体部位を清潔にすると、さらに大きな精神面の洗浄効果がある」と著者らは付け加えている。例えば嘘をつく人は、他の洗浄剤よりもマウスウォッシュを好んで使用することが別の研究で示されている。
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- 大分訪問介護・クローバー通信
- 身体を洗うと心も洗われる
- 秦 邦仁
- 株式会社クローバー
代表取締役
2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。
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