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介護士日記:【人は喜んでもらえるとうれしい ご利用者様と集めたベルマーク】

2015/10/23
★介護士日記

【人は喜んでもらえるとうれしい】

 人は人の役に立てると、喜んでもらえると、自分もうれしいという感情が誰にでもあると思います。このたびは、ご利用者様とヘルパーで集めたテトラパックの紙容器(ベルマーク)を小学校へお届けしました。




↑同封させていただいたお手紙です。




実は… 

訪問させていただくなかで、ご利用者さまが さまざまなことで否定的な言葉多かった時期がございました。

何かをきっかけに、マイナス言葉が減る方法は、ないだろうか?とスタッフで考えました。そこでひらめいたのが、ご利用者さまが、社会貢献、だれかのお役に立てることをともにする。でした。

水分補給にて、ご利用者さまが飲まれている紙容器が、ベルマーク対象品だということをヘルパーが見つけました。ご利用者さまに、お声掛けし、ご利用者様が飲まれているジュースやお茶が、学校などにお役に立てるということを伝え一緒に集めることになりました。


 ↑ テトラパックのロゴマーク入りの紙パック容器

しかし、その後、認知症の症状も進み、先日救急車で、緊急入院となりました。

その後、介護のみかたで在宅での訪問夜勤介護もさせていただきながら、訪問回数も増え、現在に至ります。

 病院の担当の先生からは、「余命二週間だろう…」とも言われましたが、その後、食欲も回復され、油断は許さない状況ではあられますが、お出かけできる状態にまで回復されました。

そして、ご家族様と病院からのご許可を頂いての、ベルマーク贈呈式
学校訪問をできる運びとなりました。

 
 今は、
認知の症状が進み、ベルマークを集め始めたころの記憶は飛び飛びかもしません。

しかしながら、小学校でのベルマーク贈呈式にて子供たちから歌とともに贈られた見えない「ありがとうの気持ち」は、ご利用者さまのお心に届いてくださったのではないかと感じています。

また、
贈呈式終了後日、小学校の先生から、何人もの生徒さんが「涙を流して歌を歌った」と日記に書かれていたとご報告いただきました。


小学生のみなさんも、余命二週間と告げられたご利用者さまを目の前にして、「いのち」や「生きる」ということに対して大きな何かを受け取られたのかもしれません。


それぞれがお役にたててうれしい!喜びのエネルギーが スパイラルとなって
体育館に 響き渡っていたようにも感じました☆

介護のみかたも このような機会に携わらせていただけましたことによろこびいっぱいです。あ
りがとうございました☆

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担当  秦(はた)



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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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