おはようございます。ヘルパーステーション介護のみかたです
11月末に西の台小学校で弊社代表の秦が授業を行いました。
授業が終わった後に、
5年生の先生が作成された学級通信を掲載したいと思います。
※記事は先生方の了承を得て掲載しています。
以下、内容です。
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人の役に立つことで、元気になれる
株式会社クローバーの代表取締役、秦邦仁(はた くにひと)さんをお招きして5年生に特別授業をしていただいた。
この方、私がどうしても子どもたちに出会わせたかった方だ。
プロ講師としても活躍されており、色々な方面で講演活動もされている。話をする度に元気になる、そんな魅力あふれる方だ。
前任校では、子どもたちに命の重みを実感させたいという思いから“いのちの授業”を秦さんとともに企画した。
紙面で授業の詳細をお伝えすることは難しいが、授業では「余命2週間」と告げられたおばあちゃんを学校にお招きし、子どもたちに出合わせることからスタートする。
体調が急変する可能性もあったため、看護師さんにも引率をお願いしての“いのちの授業”だった。
認知症もあるため、おばあちゃんに代わって秦さんが色々な話をして下さった。
子どもたちの目の前に、限られた命の時間を精いっぱいに生きている方がいる。おばあちゃんについて話す秦さんの一つ一つの言葉が、子どもたちの胸に突き刺さる特別な空気を感じた。
そこで語られた秦さんの言葉が、今でも忘れられない。
「今日皆さんがおばあちゃんのために聞かせてくれた素敵な歌やリコーダーも、記憶から消えていってしまうかもしれません。それでも、意味があるのです。
いま私が皆さんに伝えたいことは、記憶は失われても、感情は残るということなんです。
すぐに忘れてしまうなら、何をしても、何をされても意味がないのではないか?
そんな疑問が子どもたちの心に浮かんだ時、秦さんから教えていただいた力のある言葉だった。
子どもたちはこの“いのちの授業”で、自分のおじいちゃんやおばあちゃんとを重ねながら生きた学びをしていた。
人は永遠には生きられない。
想像したくなくても、死という現実は避けて通れない。限られた命の重さを知ることは、きっと子どもたちに命の大切さに気付かせてくれると思った。
あの授業から4年後、
「聴く、まとめる、話すことが得意になる授業~みんなの力でお年寄りを元気にしよう」と題して、再び秦さんをお迎えすることができた。
子どもたちの興味をひく仕掛け満載の講演で、心に響く力のある言葉がズシンと刺さる素敵な時間だった。
「人は何でも、意識して見ないと見えないものがあるのです。」
「良い所をみようとすると、良い所を見つけられるようになります。」
「介護という仕事は、その人の人生最後に関わる仕事。そこでの時間を幸せなものにできたら、オセロのように人生を幸せ色に染められると考えています。私はこのことを、ハッピーオセロプロジェクトと呼んでいます。」
「人は、誰かの役に立つことで大きな喜びを得られるのです。元気になれるんです。」
秦さんと一緒に働く人は、楽しそうだなっていつも思う。プラスのエネルギーを持つ人の生き方は、周りを生き生きさせる魔法の力があるような気がする。
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※記事は先生方の了承を得て掲載しています。
先生、素晴らしい通信をありがとうございました。
子供たちに伝えたかったことのひとつに、
子供の力は何よりも偉大で、
その力で自分のおじいちゃん、おばあちゃん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんを元気にすることができる。
だから、会いに行って、電話をして、手紙を書いて、皆さんが元気の源になろう!というものでした。
また、地区のお年寄りに積極的に挨拶をしよう、話しかけてみようという話もしました。
超高齢者社会の日本で、高齢者に元気を与えることができるのは子供達の力だと思っています。
子供たちの力を活用して高齢者を元気にしたい。
そんな活動をこれからも続けて行こうと思います