スタッフのSさんが利用者さんKさんの家で共に部屋の片付けをしている時に発見したそうです。
「Kさん、これ何ですか?」
Kさん、中身をゆっりと見ながら
『あんたこれは、私が女学校時代の裁縫の教科書やわ~』
「そうなんですね~」
「Kさん、女学校に行かれたんですね」
『そうそう・・・』
と言いながら少し時間をおいて何かのスイッチが入ったように、Kさんが話し始めました。
『うちは昔、貧乏でな~』
『でも親が頑張って女学校に行かせてもらえてな~』
『あの時に習った裁縫でその後、着物を縫う仕事をしてな~』
『ひとつでも手に仕事がもてたから本当に親には感謝してるわ~』
などなど・・・
今までに聞いたことのない話を多く聴くことができました。
Kさんの『生きた証ノート』も一気にすすみました。
何かのアイテムで、話が広がっていくということをあらためて感じることができました。
それにしてもレアな教科書でした。
