ご利用者様の強い味方のひとつに、「手すり」というものがあります。
歩く時、立ち上がる時などに、ご利用者様のサポートを行ってくれています。
今まで、ご利用者様のご自宅で様々な手すりを見てきましたが
先月から訪問介護サービスを開始したS様(お一人暮らしの80代女性)宅の手すりには、驚かされました!
訪問介護サービス時に
「一緒に掃除をしましょう!」と
ぞうきんを絞るため二人で浴室へ向かうと…
「ちょっとこれを見て!」と言って、壁を指さしたS様の手の先には
えっ!!なにこれ??というものが貼り付けられています。
「Sさん、これ何ですか?」と聞くと
かまぼこ板を重ねてガムテープで固定して作った「手すり」だとのこと。
はじめは分かりませんでしたが、
良く見るとトイレの入り口にも両サイドに同じようなかまぼこ板がついていました。
「ここに掴まって歩くんですか?」と聞くと
「そうそう!最近足がふらついて転びそうで怖いんよ。それでコレを考えた!」
との事
おお~これは、グッドアイデア賞です
簡単に取れないように、かまぼこ板をクギで固定しているとのこと。
ケガをしないように、家でずっと過ごせるように、こうやって工夫しながら頑張って生活をしているそうです。
アイデアは最高なのですが、
ヘルパーとしてはガムテープ剥がれると危険なので、今度、福祉用具にある手すりのご利用を提案しようと思います。
それにしても、かまぼこ板を重ねて手すりを作るとは、S様のグッドアイデアに拍手です
※使用している写真は、ご本人・ご家族の了承を得て掲載させて頂いています。
※掲載している文章はこちらの解釈が含まれている場合があります。
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