おはようございます。
ヘルパーステーション介護のみかたです
おひとり暮らしのT様(男性)は大正生まれです。
新しく年号が変わり
大正、昭和、平成、令和と4つ目の時代に入りました
先日、訪問すると庭の畑に座り込んで作業をされていました
「畑作業ですか?」とヘルパーが聴くと
『草取りしよん』と答えてくれました。
声かけをして
訪問サービスの時間なのでお部屋に入ってもらいました
今日は入浴の日だったので準備をし入浴してもらいました。
湯船に浸かっている時に
T様は多くの人から、
「もう年なんだからそろそろ畑作業はやめたら」と言われという話をしてくれました
みんなが、自分のことを心配して言ってくれているのはわかるが、
自分はこれまで何十年も畑作業をしており
これをすることが日課になっているので
絶対にやめたくない!ということを話してくれました。
介護の仕事を行っていて、
このようなシチュエーションはよくあります。
「安心・安全」をとるか、「やりがい・生きがい」をとるかという物です。
T様の場合でしたら、
畑作業をするという生きがいをとるのか
何かあったら大変なので、
畑作業を行わないという安全をとるのかということになります。
これは、難しい問題です。
T様の場合は
「もう俺は長生きしたから、好きなことをさせてくれ!」という意見を
周りの人が受け入れてくれているので、
本人も気を付けながら畑作業が行えています。
この先も、出来る限り畑作業は続けたいというT様。
私たちヘルパーも、
その願いを叶えるためのサポートができたらと思っています
安心・安全をとるか、生きがい・やりがいとるか?
これは介護の永遠のテーマになるものだと思います。
※使用している写真は、ご本人・ご家族の了承を得て掲載させて頂いています。
※掲載している文章はこちらの解釈が含まれている場合があります。
いつまでも自分の家で生活したい
そんな想いをサポートします
ヘルパーステーション介護のみかた