おはようございます。
ヘルパーステーション介護のみかたの小山内です
介護のみかた的ホームヘルパーの仕事のひとつである
【「生活環境を整える」をサポートする】の調理編です
おひとり暮らしのH様(60代男性)ですが、
脳の病気から左半身の動きが悪く
ホームヘルパーが毎日訪問してます。
サービス内容は、
調理を基本に、共に行う掃除、洗濯、入浴、服薬チェック等を行っています。
そんなH様の所に訪問した時に、いつもと違うことが起きていました
それは、
いつもはヘルパーがお米を研いで
炊飯器のスイッチを本人が好きな時に入れて食べるので
ヘルパーが訪問した時は、おかまは空になっているのが通常です。
しかし、その日はお米が研いだままの状態で炊飯器にセットされていました。
「昨日は、お米、炊かなかったんですか?」と聴くと
『炊いて、食べましたよ!』とH様。
「えっ、食べたんですか?」
「じゃ〜、お米は自分で研いたんですか?」
『しんけん大変やったけど、自分で研いたよ』
「え~!!!ご自分で研げたんですか~???」
このようなやりとりの後に、詳しく話を聴いてみました。
H様、自分でご飯を食べた後に、
時間があったんで、
もしかしたら自分で出来るかもしれないと思って、頑張ってやってみた。
お米を測ってお釜に入れ、炊事場まで運び、研ぐまでは順調だった。
しかし、お釜から研ぎ汁を出す時にかなりお米がこぼれたそうです。
その会話の後にH様から、
「だから、やっぱりヘルパーさんにお米は頼もうとおもって」という言葉が出ました。
その日は、話だけ聴いて事務所に帰りました。
せっかく自分で出来るのだから、何かいい方法はないかと思い
事務所で話し合いました。
そこで出たのが
「ザルに入れてやってみる」でした。
次の日に準備して、持って行きました。
それがこれです。
その日は、ザルで実際にやってもらいました。
しんけんにお米を研ぐH様です。
研ぎ終わった後に、
「これやったら自分でできるな~」と言ってくれました
そして、明日から自分で頑張ってみると言ってくれました
お~!!
嬉しいです
ご利用者様の出来ることを探して、
それが出来るように一緒に考えることが
介護のみかた的ヘルパーの仕事である
生活環境を整えるをサポートするという考え方です。
これからも、この視点でご利用者様に関わっていこうと思います
※使っている写真は、ご本人・ご家族の了承をえて掲載しています。
※掲載している文章はこちらの解釈が含まれています。