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 100万回生きた猫

2011/08/02
★介護士日記
100万回生きた猫と言う絵本を最近読みました…

確か40年近く読まれている絵本なので、読んだこと、持っている方も多いと思います。

美しいトラ猫がいました。100万回も生まれ変わりました。王様に飼われたり、泥棒に飼われたり、船乗りに飼われたり、おばあさんに飼われたり、子供に飼われたり、彼はいつも誰かの猫でした。飼い主はトラ猫が死ぬたびにとても悲しんで泣いてくれました。でもトラ猫は死ぬ事は平気でした…

悲しくも有りませんでした。王様も船乗りも泥棒もおばあさんも子供も彼は好きでは有りませんでした…

100万回目に生まれたときは彼は野良猫でした…

初めて誰かの物ではなく自分のものに自分がなりました。とても自由に生きられる人生を手にしました…

トラ猫は俺は100万回も死んだ事が有るんだぜっ!て自慢したし、周りの猫の憧れでした…

だって100万回も死んだ事が有る猫ですから…

ある時、彼は白猫に俺は100万回もっ・・て自慢しましたが…、そう?白猫はなんともないように言いました…

彼は白猫と子供を作りました…、もう100万回死んだ事を自慢する事はなくなりました。

子供が育って行きました。老いた白猫は、トラ猫の横で静かに息を引き取りました。

トラ猫は初めて悲しみを知りました…、100万回泣きました。

トラ猫は2度と生まれ変わりませんでした…、と言う話です。

出来れば読んで見て下さい。彼は100万回死んで生き返りましたが、一度も自分の人生を生きた事も本当の悲しみを知って涙を流す事も知らなかったのです。彼は100万回目で初めて、自分以外を愛する事を知って失う悲しみを知りました・・・

何回生まれ変わっても何回生きても、本当の悲しみ、喜び、自分で選ぶ人生を生きなければ、本当の人生ではないと思いました。

この絵本を読んだ感想は人それぞれだと思います。今回私には、とても大きな教えを頂いた絵本でした。たった一度きりの人生・・・

思いっきり喜んで、悲しんで・・・

今を精一杯楽しみたいと思います。

感謝


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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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