　黒田善太郎

2012/02/27: ★介護士日記

おはようございます。

介護のみかたチームリーダー秦です。

毎週月曜日は、週の始めなので、モチベーションが上がる名言、格言、金言をご紹介します。

「商売の利潤というものは、追求するものではない。利潤は、その事業が社会に貢献することによって社会から与えられる報酬である」

黒田善太郎（コクヨ創業者）

コクヨの社名の由来は「国誉」、つまり国のほまれとなる会社になろうというものだそうです。

ご存知でしたか？

この社名の由来からもわかるように、黒田氏は常にお客や社会を第一と考えた人物だったようです。

元々は黒田表紙店という帳面づくりからスタートした黒田氏。

当時の帳面は「中身１００枚」となっていても、印刷ミスを差し引くと実際には９６～９８枚しかないのが普通だったそうです。

しかも、使用されていた紙は毛筆を使うことを前提にした薄い紙。

氏は、「これでは客を騙しているのと同じだ！」「これからはペンの時代がくるから、扱いやすい厚い紙にすべきだ！」と言って、厚い紙をきっちり１００枚使った帳面を開発します。

当然他社よりも高くなった帳面に、あちこちから「そんな値段じゃ売れない」「非常識だ」などと忠告をうけるのですが、氏は頑として聞かずにその帳面を売り続けました。

最初は売れ行きは芳しくなかったそうですが、一度でも使った人はそのよさを理解してくれ、売上は次第に伸びていったそうです。

利潤を追求するのではなく、貢献を追求する。

冒頭の金言は、商売人の原点であり、決して忘れてはいけない言葉ではないでしょうか。

では今週も笑顔の多い1週間をお過ごしください。