外で過ごす時間が長くなります。
そんなとき、特に気をつけてほしいのが水分補給です。
水分が不足すると脱水症状を起こします。
ひどくなると意識がもうろうとして、
生命にかかわってきます。
「外へ出掛けると、トイレが心配。だから水を飲むのを控えておこう」
と言う人がいますが、これは困りものです。
水分が不足すると尿が濃くなり(濃い黄色になる)、
かえってトイレが近くなるのです。
そのため外出先でも小まめに水分を取ることが大切なのです。
知人のAさんは先日、友人たちと温泉旅行に行きました。
バス旅行でトイレが心配だったAさんは、
あまり水分を取らないように心掛けていたそうです。
宿に着いてからは、大好きな温泉に何度も入りました。
また食事中は、ビールやお酒をたくさん飲んだといいます。
ところが翌朝、Aさんは気分が悪くなって、
救急車で近くの病院に運ばれてしまいました。
脱水症状を起こしていたそうです。
アルコールを分解するためには、
水分を必要とするため、のどが渇きます。
お風呂上がりにはアルコールよりも、
水かスポーツドリンクを飲むべきでした。
元気になったAさんに、
これからは一日当たり1.5リットルほどの水分を取るよう心掛けてほしいこと、
旅行や外出でトイレが心配なら、
使い捨ての携帯トイレもあることをお話ししました。
体に水分は必要です。
高齢者が出掛けるときは、水分を補給することを忘れないでほしいものです。
トイレが心配なら、それをサポートするグッズもあるのですから。