介護保険制度は、
平成9年(1997年)に公布されて、
2000年からスタートした
「介護保険法」にもとづくもので、
国民からの保険料などを財源として、
高齢者や要介護者に介護サービスを
提供するという社会保障制度のことです。
また、「国民すべてが加入して保険料を支払い、
自分が介護が必要になった場合には、
その程度に応じて給付を受けることができる」
仕組み(社会保障制度)ともいえます。
介護保険制度の導入によって、
給付と負担の関係が明確になったことに加えて、
社会全体で、介護が必要な高齢者などを
支えるシステムの確立に向けて歩み出したといえます。
また、2006年4月からは、
新たなシステムなどがスタートしています。
改革の目玉の1つは、介護予防を重視したシステムへの転換にあり、
予防プランやリハビリなどによる、
要介護状態の軽減、
悪化防止を目的とした「新予防給付」と、
市町村が予防メニューを実施する
「地域支援事業」の2本立て構成になっています。