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 「できない理由」にもなれば「やる理由」

2011/07/19
★介護士日記
昨日のサッカーは興奮しましたね!
海の日ではなく「澤の日」だったように感じます。
久々のニューオータニでの結婚式も、最高に感動しました。

■ここからが本文です。

ある会社に勤めるA君が、学生時代の友達のB君と、街でばったり会いました。

しばらく話していて、B君が週末起業をしているという話を聞いたA君は、興味を持ちました。

B君「実は、週末起業をしていてね。」

A君「週末起業?土・日に他の仕事をやってるってこと?」

B君「そうなんだ。ウェブデザイナーをやっているんだ。」

A君「ウェブデザイナー?そういえば、おまえパソコンとかそういうの好きだよな。会社でもそれ系の仕事しているんだろ?」

B君「会社の仕事はSEだよ。そっちも好きな仕事なんだけど、ウェブデザインの仕事も好きなんだ。好きなことやって収入になるから

楽しいんだよ。軌道に乗ったら脱サラするつもりなんだ。おまえも自分の好きなことを見つけて、週末起業してみたら?」

A君は、今の仕事内容にも収入にも満足していなかったので、その日家に帰って、週末起業について考えてみました。

しばらく考えた後、A君は、自分には無理だという理由を発見しました。

「よく考えたら、俺には時間がない。

うちの会社は残業も多いし、休日出勤もある。

週末起業なんてやってる時間がないじゃないか。

それに俺にはお金がない。

うちの会社は、こき使うくせに給料が低い。

おかげで貯金もない。

週末起業をするには資金も必要だから、俺には無理だ。

それに俺には人脈がない。

仕事ばかり忙しくて、社外の人と付き合うヒマもない。

起業するには人脈が必要だ。

時間がない、お金がない、人脈がない。

そんな俺には無理な話だ。」

というわけで、A君は週末起業をあきらめました。

しかしA君は、B君が週末起業を始めた理由を知りたくなりました。

そして、B君に電話して聞いてみたのです。

A君「おまえ、自分が勤めている会社の仕事も好きだ、って言ってたよな。

あえて週末起業を始めようと思った理由は何なの?」

B君「そうだな。週末起業をしてみようと思った理由は3つだな。

まず、うちの会社は超忙しくて、俺、時間がないんだよ。

残業は激しいし、休日出勤なんて当たりまえ。

このまま勤め続けるにはハードだと思うんだ。

将来家庭を持ったら、家族と過ごす時間も欲しいしな。

だから週末起業から始めて脱サラをしようと考えたんだ。

それから2つ目の理由が、お金がなかったこと。

うちの会社、経営不振で驚くほど給料が安いんだ。

しかも俺、金遣いが荒いから、貯金がゼロだったんだよ。

だからプラスアルファーの収入が欲しかったんだ。

もう一つは、俺って人脈がないなーって気づいたんだ。

会社の仕事に追われてきたから、社外の人と付き合うなんて考えたこともなかった。

だから、週末起業をしてネットワークを広げていこうと思ったんだ。」

B君が「やろうと思った理由」と、A君にとっての「できない理由」は、同じだったのです。

同じことが、「できない理由」にもなれば「やる理由(動機)」にもなるという例ですね。

何かの情報を知った時に、

まず「できるかどうか」を考える人は、できないという結論に至りやすいのです。

「できない理由」が見つかるからです。

どんなことに対してでも、「できない理由」は、探せばあります。

「できない理由」を見つけるのが上手なうちは、なかなか前進できませんね。(A君のように)

何かの情報を知った時に、

まず「実現したいかどうか」を考える人もいます。

もし、それが実現したいものであれば、「どのようにすれば実現するだろうか?」と考えが展開します。

そう考えれば、なんらかの解決策は見つかることが多いのです。

・あなたが純粋に実現したいことは何ですか?

・必ずできるという保証があったら、何をしますか?

考えさせられる内容ですね!!



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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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