高齢化社会を迎え、最近、
健康寿命という言葉をよく耳にします。
簡単に言えば、何歳まで健康で自立した生活を営めるか、
その期間(年齢)のことだそうです。
言い方は悪いですが
最近様々なところで病気で入院したり、介護状態になるくらいなら
「ころっと逝けたらいいなぁ...」といったことをよく聞きます!
この言葉の背景には、
現在および将来の医療・福祉制度や社会保障制度への不安が潜在しているとも考えられ、大変深く、重い言葉と感じております。
では、
実際に”ころっと”逝ける人(=突然死)はどれ位いるのでしょうか?。
文献上、突然死は年間3万人と言われてます。
また、平成18年の統計で死亡数は約109万人で人口千人当たり約78人でした。
これらの数字から言えることは”ころっと”逝ける人は死亡者100人のうち2-3人程度、
人口千人のうち2人程度になり(介護職として不謹慎な計算をしてすみません)、
多くの人々に闘病期間がまたは介護機関が存在すると考えられます。
よって、”ころっと”逝くためには「健康寿命を平均寿命に限りなく近づける」しかありません。
因みに2000年WHOの統計で、
日本人の平均寿命=男79才、女86.2才、
健康寿命=男72.3才、女77.4才、
平均寿命-健康寿命(=闘病期間)=男6.7才、女8.8才でした。
といことは、何らかの病気や介護の必要な期間が平均で7.5年くらいあると言えます。
思ったより長いと感じました。
私達、介護のみかたでは
この健康寿命を延ばしていくための講習などをこれから始めていきたいと思ってます。
「長生きをすると迷惑がかかるから」という言葉がなくなり、
「あ~長生きしてよかった」という言葉が出るような関わりを目指して
これからも日々精進していきたいと思います。
表現の仕方が一部悪い所があるかもしれませんが、ご了承ください。
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- 秦 邦仁
- 株式会社クローバー
代表取締役
2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。
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