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 認知症と間違われやすい状態(その1)

2011/05/28
★介護士日記
一口に「認知症」といっても
原因となる病気がたくさんあるだけでなく、
その状態も多種多様です。
つまり、認知症とは異なる病気であっても
同様の症状を示すこともあります。
このような病気および状態の中でも、
特に間違われやすいのが「ウツ状態」と「せん妄」です。
今日は「ウツ状態」についてお知らせしたいと思います。
■ウツ状態
認知症が疑われる際、
最も注意すべき症状の1つに「ウツ状態」があります。
ウツ状態の場合はいっけん認知症と
変わらない症状を呈することもあり、
これが「仮性痴呆」と呼ばれるものです。
高齢者がウツ状態に陥ることはしばしば認められ、
約2割程度の方に何らかのうつ症状があるとされています。
また、症状が多彩なだけに気付きにくい上、
ウツ状態によって物忘れがひどくなることもあるので
「歳をとって呆けてしまった」と間違われることも少なくありません。
しかし、ウツ状態であれば薬によって劇的に改善します。
近年の抗うつ薬は高齢者にも副作用が少なく、
安心して服用できるようになりました。
ウツ状態は高齢者が自殺する要因としても注目されていて、
その予防という点からも適切な対応が求められています。

介護のみかたブログ
明日は「せん妄」についてお知らせします。


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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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