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訪問回数を週2回に増やして欲しい(その2)

2022/03/24
★介護士日記

おはようございます。ヘルパーステーション介護のみかたです。

「お風呂に入りたくない」と言っている。こんなときはどうするのか?のその2です。

 



■前回(その1)の振り返り
週1回訪問しているH様の担当ヘルパーより、訪問回数を増やした方がいいのではないか?と相談を受けました。

理由は尿臭がするようになったことと、同じ服をずっと着ているから。

ご家族とケアマネジャーと相談した結果、自宅のお風呂に入れるようになったらいいねということになった。

しかしH様は引っ越してから1回も自宅のお風呂に入っていない。本人は入る気はない。


■本人は、お風呂に入りたくないと言っている。さて、こんなときはどうするのか?
なぜお風呂に入りたくないのか、その理由を本人に聴き出すという方法がよく使われます。

しかし、聴き出すという方法はあまり意味がありません。

理由は、お風呂に入りたくない理由を集めようとすると、本人は入りたくないので、入らない理由を次から次に自分で作っていく可能性があるからです。

介護のみかたでは、今回の場合は入らない理由はあまり重視しない(物理的に入れない理由がある時は別です)方向です。

よって、入らない理由よりも、お風呂に入る必要性をどうやって相手の中に作るのか?ここをポイントとしてサポートをしていきます。


■お風呂に入る必要性をH様の中に作っていく。
お風呂に入らない理由を聞くのではなく、必要性をH様に伝えるのではなく、実践(行動)の中から、現場のヘルパーが試行錯誤しながら、お風呂に入る理由を作っていきます。


■実践内容
・訪問してバイタルチェックをした後に体操を行ったり、一緒に家事をすることによって、汗をかいてもらう。

・温めたタオルを渡し、顔や手を拭いてもらう。

・洋服の整理を一緒に行う。

・家族に新しい服をプレゼントしてもらう。

・足浴用のタライをご家族にプレゼントしてもらい、ヘルパーが訪問したら足浴をするということを決めて実践。


■まとめ
お風呂に入りたくないと思っているということは、入る必要性を感じていないということです。

必要性を感じなければ人は行動することはありません。必要性を感じるような実践を繰り返すことで、相手の中にお風呂に入る理由を訪問回数を増やすことによって作っていこうと思っています。



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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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