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当たり前のことが出来なくなったら・・・

2017/12/16
★介護士日記

おはようございます。

ヘルパーステーション介護のみかたです。

 

週2回、訪問介護サービスを活用しているR様。

おひとり暮らしで、ご家族は近くに住んでいます。

 

R様は週2回、デイサービスに通っているのですが、

 

先日、訪問して一緒に部屋の掃除を行っているときに

 

「デイサービスへ通っていると、一緒にバスに乗っている方々の状況を見て自分のことを考えるのよね!」と話し始めました。

 

「私は子供たちに、自分がこれから先、当たり前の事が出来なくなったら、施設に入るからね。」と伝えているのよ。

そう話してくれました。

 

この話を聴いて気になった点が2つあったので質問してみました。

 

ひとつ目は、

「【当たり前】のことができなくなったら」と言った、【当たり前】とは何なのか?ということ、

 

ふたつ目は、

「施設に入るということを、お子さんたちには伝えて何と言われたのか?」ということ。

 

ひとつ目の【当たり前】とは、

自分ひとりで【日常生活】が出来なくなったら施設に入るということだそうです。

 

そう、R様の「当たり前」とは「日常生活」のことでした。

 

この答えを聴いて、普段のR様が頑張りが納得できました。

 

R様の口癖は

 

「自分でできることは自分でせんとな~!」です。

 

これは、日常生活を誰かにしてもらうのではなく、ご自分でやることが家で長く過ごすために重要だとわかっているからだと思います。

 

ふたつ目の施設に入るということは、子供たちに言っても

 

「まだ大丈夫けん、そんなこと言わんで!」

 

「なんかあったら私たちでみるから心配せんでいいよ」と言われるそうです。

 

私は子供たちに、あまり心配をかけたくないから言っているんだけど、わかってくれないわ。とおっしゃっていました。

 

この日のサービスが終わって帰るときに

 

『できるだけ家で長く生活できるように頑張るから、これからもよろしくね!』と言われ、

 

「はい、こちらこそよろしくお願いします」と言って握手をしました。

 

写真はデイサービスに行くときに階段を下りるR様です。

 

 

R様、これからもよろしくお願いします(^^)/

 

※使用している写真は、ご本人・ご家族の了承を得て掲載させて頂いています。

※掲載している文章はこちらの解釈が含まれている場合があります。

 

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秦 邦仁
株式会社クローバー
代表取締役

2011年に大分市で訪問介護サービス「ヘルパーステーション介護のみかた」を開所。自宅で元気に長生きできる独自のシステムを開発し、高齢者の生活をサポートしている。また、介護支援コンサルタントとして、小学校から老人クラブまで年齢層に関係なく介護セミナー活動も行っている。

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