　フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略

2012/04/13: ★介護士日記

毎週金曜日は、週末オススメ読書を紹介しています。

「フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」
クリス・アンダーソン著
日本放送出版協会

先日ある人と話してたら、「最近無料のサービスが増えてきたよねー。あれって、どうやって儲けてるのかな？」とおっしゃっていました。

私はそのコメントを聞きながら、内心こう思っていました。

（この人、３年遅れてるな・・・）

と、ちょっと性格悪～（笑）みたいな感じですが、
さすがにフリー戦略を知らないとマズイのであらためてこの本を紹介します。

ビジネスの構築を、根本から見直す時代が到来しているのかもしれない、きっとそう感じると思います。

この本のメインメッセージは、「フリー(無料)の周辺でお金を稼ぐことがビジネスの未来になる」ということ。

その定義と歴史、そしてすでに実践している様々な企業の事例が、分厚い一冊にまとめられています。

そもそも論の骨子自体も非常に興味深いのですが、読んでいてワクワクしたのが間に挟まれているコラム。

｢どうして航空料金がタダになるのか？｣

｢どうして車がタダになるのか？｣

｢どうして大学の授業がタダになるのか？｣

などなど、興味をそそられるコラムが１３ほど挿入されています。

これを読んで思いました。

賃貸不動産なんて言葉がいつか死語になるかもしれないなと。

｢えっ！？　ヤチンって何ですか？　レイキン？　意味分かんないですけど・・・｣

そんな日も遠くないかもしれませんよ。

さらには、

｢テイキケン？　え、昔って、電車に乗るのにお金払ってたんですか？　えー、うけるー！｣

この本を読めば、きっとそんな考えが浮かぶと思いますよ。

サービスの構成とキャッシュポイントを根っこから考え直す。

よいきっかけとヒントを与えてもらった気がします。

オススメの1冊です。

では幸せの多い週末をお過ごしください。

感謝