　「知らないと恥をかく世界の大問題２」

2011/08/12: ★介護士日記

毎週金曜日は、週末オススメ読書です。

「知らないと恥をかく世界の大問題２」
池上彰著
角川SSS新書

パート１も読みましたが、パート２のこの本も相変わらずわかりやすいですね。

池上解説は特許ものだと思いますよ、ホント。

さてこの本、今世界でおきている様々な問題の「背景」をざっくりと把握できます。

チュニジアの政変から広がった中東の民主化運動。

起きたということは知っていても、その事実の背景に何があったのかは意外と知らないものです。

背景を知ると、今まで見えなかったそれぞれの事象の関連性が見えてきます。

最近の日本政治の問題について触れられた章でも、背景が池上視点でしっかり語られているのでとてもわかりやすいですね。
鳩山さんや菅さんの問題点を、その背景からひもといていく。

うん、背景ってすごいかも。

読んでいて思ったのですが、池上解説がなぜわかりやすいのかの理由は、この「背景」にあるんじゃないかなと。

私たちは背景を知ることで、出来事の関連性を理解できるのではないでしょうか。

これは僕的には大発見でしたね。

もちろん、社会人として知っておかないとまさに恥をかくような内容が書かれていますので、コンテンツとしても最高の一冊です。

その上で、池上解説のあのわかりやすさを身につけたいと考えている人にとっては、そのエッセンスを感じ取れるのでオススメですね。

では今週も、よい週末を！！