深い話かな？

先日、読書をしていたら、次の文章に遭遇しました。

「今のあなたは、未来のあなたが後悔した事をやり直すために戻って来た。」

一瞬、私の体に衝撃が走りました。
（なるほど、深い）

この文章を噛み締めながら、考えてみました。

「未来の私」の定義を、「この世」に限定するのか、「あの世」まで拡大するのか、様々な考え方があるが、ここは「あの世」まで拡大してみることにしましょう。

「私」という存在が「この世」に存在する為に、多くの先祖の方々の生命の連鎖があったと思います。

彼らは「あの世」に存在するが、一度は「この世」に存在していたわけで、「あの世」に行って初めて「この世」でのやるべき事が分かった先祖の方達が多いのではないかと思ったりもします。
と同時に、「この世」に存在しているのは、なんと「私」だけなのであるのです。

「私」という存在が、綿々と続いて来た生命の連鎖の結実体であるなら、「私」は先祖の願いが凝縮した「私」でもあるということです。

とすると、上記の文章を次のように書き換えられるような気がします。
「今のあなたは、あの世に行った先祖の方達を含め、未来のあなたが後悔した事をやり直すために戻ってきた」と。

ピーターセージは人生の目的を、いとも簡単に表現した。
「人生の目的は、自己の成長と世の中に貢献するためである。その為に生まれてきた」
とりあえず、この方向で生きて行けば、「あの世」に行った時に、後悔しなくて済むのかもしれません。